Bentside Spinet(Hitchcock Model)(ヒッチコック モデル)
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English bentside SPINETT

Model : Thomas Hichcock,London 1729
8feet 1manual GG-f3


最初に鍵盤楽器に挑戦した、記念すべき楽器です。なにしろ初めての鍵盤楽器でしたので、
構造を理解するため、極簡単な1/10スケールの模型から作りまし た。
この楽器を作っていた、2002年から2004年ころは、製作過程をデジカメで撮影することがなかった
(たしかデジカメはまだ買っていなかったかもしれま せん)ので、
製作記事はありません。
各ディテールの画像を掲載していきます。

イメージ

自作真鍮蝶番          自作真鍮鍵穴飾り
モダンピッチ、バロックピッチの切り替え
鍵盤の一番左のバーを引き抜いて、鍵盤を左にスライドさせると、半音分移動しま

【ベントサイド・スピネットのメンテナンス】

少し秋 らしくなって湿度が下がり、楽器にとってはありがたい状況になってきました
明日のアンサンブルの練習に使うのに、調整が必要になったので
清掃もかねて、ジャックを全部抜いて、鍵盤を引き出し
キー・バランスの調整もしました。
ジャックを全部ぬいたところ。
結構ホコリが溜まっています。
刷毛、鳥の羽で清掃します。こびりつくと
なかなか取れなくなるので、
時々はやってあげなくては・・

ほこりを手動のブロワでシュポシュポします。
昔、堀栄蔵氏(楽器製作家)に頂いたブロワです。
サイン入りです。

キーの上にもかなりほこりが積もっていました。
これも刷毛でほこりを払いました。

キー・バランスが若干変わってきています。
いくつかのキーの頭が軽くなっていたので
先端に鉛の錘りを入れました。
つり道具屋で売っている、鉛です。

キーをラックに戻しました

よく見ると、ブリッジまわりもほこりが積もっていました。
再度お掃除・・・
オーセンティック・ジャックです。
タングの芯棒に使っている、裁縫用の待ち針
(φ=0.5mm)が湿気で錆びつき、動きが悪く
なっていたので何本か交換しました。
本当に湿気は厄介です。
オーセンティック・ジャックは、モダンの
プラスティック・ジャックと比べると
微調整用のねじなど一切ないので
やはり、微調整は大変です。
この楽器は8フィート一列なのでまだいいようなものの、三列分のジャック調整となると大変です・・・
というものの、まだ三列の楽器は作ってませんけど

ジャックの調整が済んで、レジスターに
戻したところです

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